淡路ビーフについて
豊かな風土と島人たちの情熱と知恵の結晶
あの有名な『神戸ビーフ』や『特産松阪牛』の約6割〜7割はここ淡路島で生まれており、淡路島はブランド牛を支える牛肉の一大産地です。そんな淡路島が誇る究極の牛肉が淡路ビーフです。
淡路ビーフの血統は、世界に名高い牛肉の芸術品『但馬牛(たじまうし)』。
『神戸ビーフ』や『特産松阪牛』、『宮崎牛』などといった和牛の85%以上が但馬牛をルーツに持ってると言われているほど但馬牛は極上の肉牛です。その『但馬牛』の多くがここ淡路島で生育されており、その中でも厳格な認定基準を満たした肉牛のみが『淡路ビーフ』の称号を得ることができます。
『淡路ビーフ』と『淡路牛』
『淡路ビーフ』と『淡路牛』は似て非なるものです。『淡路牛』はブランド名ではなく淡路島内での飼育期間が一番長い牛を総称した呼び名で、和牛やホルスタイン等その種類や品質も様々です。
一方、『淡路ビーフ』は淡路島で生まれた和牛の中でも最高とされる『純血種の但馬牛』から更に厳選された最高品質の牛にしか与えられないブランド名です。そのため、『淡路ビーフ』に認定される肉牛は年間100頭程と大変希少であり、販売店を淡路ビーフ取扱店認定を授与した加盟店に限定しているほどです。
『淡路牛』 :淡路島内での飼育期間が一番長い牛を総称した呼び名
『淡路ビーフ』:淡路島で生まれた和牛の中で最高とされる『但馬牛』の最高品質の牛に与えられるブランド名
淡路ビーフの認定基準
淡路島で生まれた但馬牛が『淡路ビーフ』に認定されるための条件は8項目あり、これをクリアできるのはわずか年間約100頭のみです。このような『厳格な認定基準』をクリアした肉牛のみが『淡路ビーフ』と称されます。
淡路ビーフの認定条件
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淡路家畜市場において上場取引および自家留保されたもの
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兵庫県内で飼育されているもの
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系統組織が主催する肉牛競りおよび枝肉共励会ならびに兵庫県内の食肉センターにおいて出荷処理されたもの
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B.M.S(脂肪交雑)がNo.4以上の格付けのもの
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歩留等級(可食部分の割合)がAまたはB等級の格付けのもの
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枝肉重量が去勢雄牛で330kg以上、未経産雌牛で280kg以上のもの
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月齢が25か月以上のもの
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淡路ビーフブランド化推進協議会が淡路ビーフと認定した場合
淡路ビーフの特徴
牛肉の常識を超えるために生まれた『淡路ビーフ』
従来の和牛の文化は『霜降りの文化』でした。一般的に言われる『A5』の5とは『肉質等級』と言われ、最も霜降り度が高く『最上級品』として珍重されてきました。
『淡路ビーフ』は霜降り至上主義とは一線を画し『サシと赤身のバランス』を重視しています。しっかりとした旨みの赤身と上質なサシが混じり合うことでお互いを高めあい、極上の口溶けと肉本来の旨みをご堪能いただけます。
他のブランド牛では決して味わえない『赤身と脂身のハーモニー』、皆様が想像する牛肉の常識を超え新たな価値観を提供する淡路島の自信の逸品です。
最後までお読み頂きありがとうございます。
最高の淡路ビーフを是非ご賞味ください。
牛肉の部位について
安心・安全
淡路ビーフは『安心・安全』、『個性・特徴』のある審査基準を満たし、ひょうご食品認定制度の認証を受けています。そのため、生産管理体制等が整備されていることが要件とされる『ひょうご推奨ブランド』ととして兵庫県よりお墨付きを受けております。
芳醇な香り
牛肉の美味しさの要素は『食感』『味』『香り』の3つと言われるほど牛肉を語るうえで『香り』は重要な要素です。淡路ビーフの香りには熱を加えたときに出る和牛特有の「和牛香」(Wagyu beef aroma)があり、この和牛香は桃やココナッツ様のコクのある甘い香りで「ラクトン」と呼ばれる成分が数種類含まれているため、芳醇な香りをまとった淡路ビーフを香りでもお楽しみいただけます。
上質な霜降り
淡路ビーフの絶対条件である『但馬牛』という品種には、オレイン酸などのモノ不飽和脂肪酸が多く含まれ、他県産の牛肉より割合が多いことが科学的に分析されております。そのモノ不飽和脂肪酸は、融点が低いため、割合が高ければ口当たりや口溶けが良くなります。
淡路ビーフはモノ不飽和脂肪酸が多く、人肌の温度で溶けていくほどです。これが脂まで美味しいと評価される淡路ビーフの美味しさの魅力の一つです。
赤身の旨み
脂の質同様、『但馬牛』という品種は、イノシン酸が他県産の牛肉より多く含まれています。イノシン酸はカツオ節等に多く含まれており、噛めば噛むほどに味わいが広がると言われています。
また、厳格に管理された飼育環境で情熱と共に丁寧に育てられた淡路ビーフは筋繊維が細かくそして柔らかい。そのため、舌触りの良い上品な甘みと風味で肉本来の赤身の旨みを存分に味わっていただけます。